内容

タンパク質、核酸、脂質膜を含む生体分子系のシミュレーション・モデリングを行っている多様な研究者が専門的な討論や交流を行える場をつくりたく、日本生物物理学会のサブグループ「生体分子シミュレーション・モデリング」を立ち上げて研究会を行っています。今回の2回目は名古屋大学の岡本祐幸先生と笹井理生先生に招待講演をお願いしています。その他に一般発表(発表20分+質疑10分の予定)を受け付けています。研究者だけでなく学生さんも含めてご発表・ご参加をお待ちしております。


日時・場所

  • 2022年3月14日(月)、15日(火)

  • Zoomによるオンライン開催


参加または講演希望登録 (無料)

  • 盛会のうちに無事に終了しました。発表者の皆様、ご参加の皆様に感謝申し上げます。岡本先生と笹井先生のご講演はご了解をいただき公開させていただきました。プログラムにあるリンクをご覧ください。

プログラム

岡本祐幸先生と笹井理生先生の招待講演はそれぞれ講演60分+質疑10分、一般講演はそれぞれ講演20分+質疑10分です。

注意事項

  • 講演の録画やキャプチャは行わないでください
  • Zoomやオンライン懇親会の接続先情報を第三者へ知らせないでください

3月14日(月)

13:00 – 開会挨拶・趣旨説明 岡崎圭一 (分子研)

13:05 – 14:15 Session 1 (招待講演 講演60分+質疑10分): (座長: 高田彰二)

  • 岡本祐幸 (名大)「拡張アンサンブル法による生体分子シミュレーションによる研究を振り返って」
  • ご講演動画をご了解をいただいて以下へ公開しました https://www.youtube.com/watch?v=qmPxJG_gT10

14:30 – 15:30 Session 2 (講演20分+質疑10分): (座長: 川端猛)

  • 安田一希 (慶應大)「タンパク質−リガンド複合体におけるタンパク質ダイナミクスと結合親和性の関係」
  • 宮崎裕介 (岡山大)「抗菌ペプチドによる脂質膜細孔形成過程の粗視化分子シミュレーション」

15:40 – 16:40 Session 3 (講演20分+質疑10分): (座長: 岡崎圭一)

  • 川端猛 (蛋白質研究奨励会)「ガウス関数の二次微分フィルタでエッジ強調した電顕密度マップへの原子モデルの局所フィッティング」
  • 中谷衣里 (長岡技科大)「空間的分化パターン形成へのヘパラン硫酸による拡散制限の影響」

3月15日(火)

9:30 – 10:30 Session 4 (講演20分+質疑10分): (座長: 大貫隼)

  • 松永康佑 (埼玉大)「エンドツーエンドで微分可能なトラジェクトリ解析ツールの開発」
  • 大嶋龍平 (埼玉大)「高速原子間力顕微鏡の探針形状推定法の開発」

10:40 – 11:40 Session 5 (講演20分+質疑10分): (座長: 栗崎以久男)

  • 大貫隼 (分子研)「非リボソーム分子機械によるペプチド合成の静電的ラチェット機構」
  • 村田隆 (京大)「メソスケールでの相分離のシミュレーションのための化学量論相互作用モデルの開発」

お昼休憩

13:00 – 14:10 Session 6 (招待講演 講演60分+質疑10分): (座長: 高田彰二)

  • 笹井理生 (名大)「タンパク質フォールディングとゲノムフォールディング」
  • ご講演動画をご了解をいただいて以下へ公開しました https://www.youtube.com/watch?v=0yi-70F3hy4

14:30 – 16:00 Session 7 (講演20分+質疑10分): (座長: 松永康佑)

  • 栗崎以久男 (神戸大)「分子夾雑系の微視的理解に向けた反応・拡散過程の実効的シミュレーション手法の提案」
  • 岡田一真 (埼玉大)「自由エネルギー摂動法によるVHH抗体配列の最適化」
  • 鷹取慧 (同志社大)「細胞内混雑環境の実空間モデリング:顆粒局在化の転移現象」

16:00 - 16:05 閉会挨拶 松永康佑 (埼玉大)

18:30 – 20:00 オンライン懇親会@Gather (途中入退出自由)


世話人

  • 岡崎圭一 (代表、分子科学研究所)   keokazaki [at] ims.ac.jp

  • 松永康佑 (副代表、埼玉大学)   ymatsunaga [at] mail.saitama-u.ac.jp

  • 高田彰二 (京都大学)